天才数学者と幸せのすぐ近く

カテゴリー

私は人には表現方法がひとつあればよいと思っている

「数学なんかをして人類にどうゆう利益があるのだ」問う人に対しては

「スミレはただスミレのように咲けばよいのであって

そのことが春の野にどのような影響があろうかとなかろうと

スミレのあずかり知らないことだ」 


天才数学者 岡 潔(おか きよし) さんの言葉。

なんだか自分にも当てはまるような言葉で、心の底にスッとと着地するような核心を得た言葉だなと感じた。


人には舞台の配役のようにそれぞれに得意な分野があり、世の中に貢献する役目があるような気がする。それは自分の好きなものにヒントが隠されていると思っている。
自分の好きな事でこの世の中に貢献して行ってほしい。
僕が学校での公演で子供達に伝えている言葉。

なぜならば、好きな事なら苦労の波が来ても乗り越えられる、継続しやすいと思うから。
その好きなものに気づいて出逢える事はとても幸運だと思うし、それで世の中に貢献できるとすれば、それは自分とっても幸せだからだと僕は考える。

勿論、自分の経験から、それはえてして生活を支える直接な要素にはなりえないかもしれないけれど、それは人生の中ではストレスを解消する事においても必要不可欠なかけがえのないものだと思う。

そうゆう意味では、今の自分は「幸せのすぐ近く」にいるかもしれない。

そう思える。



また岡さんはこうも言っている。

人の中心は情緒である。

「情緒」に岡さんの生き様の真髄がある。

人間も自然の中の一つである。自然とつながるためには知性とか理性とかではなく

情緒を知る事で自然と繋がる事が出来る。

松尾芭蕉や道元禅師とかも精通されている彼らしい言葉。

インスプレーション型の西欧に対して日本人は情緒だと。

夏は暑いだとか、冬は寒いから嫌などと思うネガティブ心をそぎ落としていくと
夏は夏で、冬は冬でいいなと受け止められる。
そうゆう中で自然と繋がる。


忙しい日常でまわりが見えなくなる時にはふと「自分」を思い出し、自分の状況を遠目から理解して、自然なありのまま、人間本来の「良心」と生かされている事への「感謝の心」を思い出すようにしたいと思う。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
天才数学者と幸せのすぐ近く
    コメント(0)